エコボディーカードで運動施設を無料で利用


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 うるま市健康推進課が健康づくりの一環として実施している「エコボディーカード」は2011年から始まったお得な制度だ。毎年、特定健診など健康診断を受診し、健診結果により保健指導が必要な場合はそれも受けた後に市民が発行できるカードで、取得すれば市内の運動施設を無料で1日1回利用できる。

 市内で利用できる施設は7施設。プールやトレーニング室が利用できる。昨年度は885人がカードを取得した。3割は40代までの世代だ。
 市安慶名の市健康福祉センターうるみんで、2年ほど前からカードを利用している翁長千恵子さん(64)は週3回、運動指導士もいるトレーニング室を利用する。「生きるためには健康でいなくちゃいけない。以前はお金を払って会員制ジムに通ったり、施設を利用したりしていた。食事を野菜中心にして運動をすると、コレステロールも正常値になった」と話す。
 市健康支援課はエコボディーカード発行時に、市民の健康の状況を説明。カードを取得する人が、周りの家族や友人に健康への意識を高めて一緒に運動する「みんなの健康ささえ隊」になることを期待している。
 保健師の伊良皆益美保健指導第一係長は「日ごろなかなか健康についてアプローチがない若い人たちにも発信する機会」と話す。

エコボディーカードで利用できるトレーニング室=うるま市安慶名の市健康福祉センターうるみん
エコボディーカード