車の仕組み「分かった」 整備振興会が高江洲小で出前授業


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車の仕組みについて学ぶ子どもたち=10月27日、うるま市立高江洲小

 【うるま】県自動車整備振興会は10月27日、うるま市立高江洲小学校で出前授業を行った。同会が学校に出向いて講座を行うのは初めての試み。5年生の子どもたちにエンジンやブレーキ、ハンドル操作の仕組みを伝え、燃料電池の構造を再現する実験などを約2時間にわたって行った。子どもたちは難しい実験に少々苦戦しつつ「この電池の大きい物が車の中にあるんだ」と話し、自動車の仕組みについて知識を深めた。

 県自動車整備振興会の高橋誠教育課長が講師になり「エンジンは人間で言うと、心臓に近い。火で爆発させて動かしているので、300~400度になる」などと説明した。
 子どもたちは、ぶどうジュースとスポーツ飲料の粉を混ぜた液体を、電池で水素と酸素に分解させる実験や、水素と酸素の気体を再度結合させて電気を生み、音を出す実験に挑戦。中村唯鈴さん(10)は「最初は泡がいっぱいだった。水素と酸素が合体した時に(ブザーが反応して)音がなった」と気体から液体に変わる変化を実感した。