社会

基地跡にダイオキシン 北谷宅地、地中から基準1.8倍

 【北谷】米軍嘉手納基地跡地である北谷町上勢頭の住宅地用の空き地で、深さ5・7メートルの地中から沖縄防衛局の調査で環境基準値の1・8倍のダイオキシン類が検出されていたことが12日分かった。米軍のごみ捨て場だった場所で、町は汚染範囲の明確化や住民説明会を防衛局に求める方針。

 町によると、土地は1996年に返還され、2009年に住民が町から購入した。11年にこの地主が異臭に気付いた。町は12年、掘削調査でコンクリート片や木片、ビニールなどが埋まっているのを確認し、防衛局に詳細な調査を求めた。
 防衛局は2カ所を調査し1カ所の地下5・7メートルから1グラム当たり1800ピコグラムのダイオキシン類を検出した。環境基準は千ピコグラム。土壌汚染対策法対象のカドミウムや六価クロムなど25項目は基準値以下だった。
 防衛局は5月から調査し、11日に地主代理人と町に中間報告をした。防衛局は「地中から取り出さない限り人体に影響はない。建設工法によっては対応が必要だ」と説明したという。



琉球新報