「警視庁機動隊は帰任」報告に沸く 辺野古、掘削調査は継続か


この記事を書いた人 金城 美智子
警視庁機動隊が帰任するとの情報に喜び、ダンスを踊る市民ら=21日午前9時半ごろ、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う新基地建設計画で21日午前、建設に反対する市民ら100人余りが名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前に座り込み、抗議の声を上げた。参加した県統一連の中村司代表幹事は「警視庁の機動隊が帰り、年内は警備をしないとの情報が入った」と報告し、市民らは歌を歌いながら「ラインダンス」を踊り、喜びに沸いた。

 山城博治沖縄平和運動センター議長は「機動隊を追い返した。県民にとって勇気の出る出来事だ」と市民らを激励した。午前中は工事関係車両の基地内への搬入などは確認されていない。
 一方、海上では1基のスパット台船からボーリング(掘削)調査をする様子が確認された。市民らはカヌー14艇と抗議船4船で抗議活動を展開した。
【琉球新報電子版】