ゆがふ製糖 本島で14万5千トン生産へ


この記事を書いた人 金城 美智子

 球陽製糖(うるま市)と翔南製糖(豊見城市)が9月に合併した新会社「ゆがふ製糖」(うるま市、知念宏彦社長)で21日、2015―2016年産サトウキビの製糖作業が始まった。合併後初の製糖作業で、本島26市町村のサトウキビはうるま市の製糖工場に集約化される。同日午後2時から開かれた製糖開始セレモニーで、知念社長は「工場の稼働日数も合併前より22日増え、農家にとっては収穫日数に余裕ができた。サトウキビの植え付け面積増加の一助を担いたい」と意気込みを述べた。

 本島地域のサトウキビ生産量は前期比4・8%増の14万5千トンを見込み、16年3月22日までの操業を予定している。製糖期間中は、24時間態勢で操業を予定している。
【琉球新報電子版】