政治

キンザー一括返還要請決議 浦添市議会 与党提案を可決

 浦添市議会(又吉正信議長)は22日の12月定例会で、与野党がそれぞれ「米軍牧港補給地区(キャンプ・キンザー)早期一括全面返還を求める要請決議」を提案し、公明・自民党系の与党が提案した要請決議が賛成15、反対2、退席9の賛成多数で可決された。野党の決議は賛成9、反対15、退席2で否決された。

 双方の要請決議は日米両政府が補給地区沿いの国道58号の拡幅で、2017年度内に3ヘクタールを返還することに合意したのに伴い提出された。
 可決された与党の要請決議は、今回の返還は1991年以降歴代市長が要請をしてきた経緯があり、一部返還で国道が拡幅され、渋滞解消が県経済の発展に寄与するとしている。
 さらに市議会で過去に2回、早期一括全面返還を求める決議をしているとし「(その)趣旨に反しない」とした。
 野党提案の要請決議は「今回の日米合意が一部分割返還で到底容認できない」とし、一括全面返還を求めた。また、一部区間を4車線に拡幅したとしても、出口で渋滞を起こし渋滞解消にはつながらないとしている。
 共産党2人は与党提案には「部分返還を認めつつ早期一括返還を求めるのは矛盾している」と反対し、野党の決議採決では退席した。



琉球新報