琉球新報社 西原町の「サンエー西原シティ」に隣接する旧西原町役場庁舎跡地に、映画館を含む大型商業施設の建設が計画されていることが7日までに分かった。建設を計画しているのは不動産賃貸業の新中糖産業（同町、金城竜治社長）で、3月26日に建築確認許可を受けた。県道38号の道向かいにあるサンエー西原シティとの連結通路も整備し、両施設で相乗効果を図る。
新中糖産業が県に申請した建築計画概要書によると、新たな施設は鉄骨造5階建て。延床面積は3万1040平方メートル。敷地面積は1万951平方メートル。「百貨店、マーケット、その他の物品販売、映画館、駐車場」などで構成されている。
建築確認申請上の工期は5月1日から2027年1月31日。施設の設計は国建が担当している。一方、新中糖産業の担当者は「計画を策定した時と比べ、資材価格が２倍程度に高騰しているため、現在計画全体の見直しをしているところだ」とした。
旧庁舎跡（6614平方メートル）は15年に新中糖産業が西原町から取得した。売却額は8億6800万円。新中糖産業は隣接する所有地と合わせた区域を一体的に整備する計画だ。
新中糖産業は前身の中部製糖工場跡地に施設を建設し、サンエーが03年から西原シティとして運営している。
（島袋良太、金盛文香）
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