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サンエー、賃上げ5%以上を検討 コストコ、ロピア沖縄進出への対応は? 54期連続の増収【社長一問一答】


サンエー、賃上げ5%以上を検討 コストコ、ロピア沖縄進出への対応は? 54期連続の増収【社長一問一答】 新城健太郎社長
この記事を書いた人 Avatar photo 當山 幸都

 サンエーの2024年2月期決算発表会見での新城健太郎社長との一問一答は次の通り。

―決算の評価は。

 「思った以上に売り上げの伸びが堅調だった。水道光熱費の上昇を見込んだが、国・県の補助金、省エネの取り組みで大幅に減少できた。コロナが5類に移行し、人流回復や行事復活で食品が堅調に推移した。コロナ禍で苦戦した衣料品、外食も大幅に伸びた」

―値上げや購買意欲の高い状況は続くか。

 「まだ一部の商品の値上げは続くと思っている。ただ市場より値上げを遅らせるなど回りの価格を見てコントロールしている。一部値上げが受け入れられているところがある。購買意欲は衰えていないのではないか。お客さまに受け入れられる売価設定や販促、アプリのポイントなどを強化していきたい」

―ロピアが沖縄に進出し、コストコもできる。

 「沖縄の市場がそれだけ魅力的だということ。競争にしっかり対応していく。ロピアさんは大容量パックや価格競争力など学ぶべき点も多い。コストコさんも商品やサービスなど対策したい。いいところはまねて支持拡大につなげたい」

―利益は社員にも還元しているか。

 「ベースアップを含め、5%以上の昇給を考えている。社員に還元し、採用強化をしていきたい。昨年はパートナー(パート従業員)の時給も2度上げた。新規採用にも取り組んでいく」

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