社会

【フランス】金子さん(石垣)金2冠 国立美術協会展覧会

フランス国立美術協会主催のサロンでダブル金賞を獲得した金子晴彦さんの作品「サイレント ブルー」

 フランス・パリのルーブル美術館地下のショッピングセンターカルーセル・デュ・ルーブルで、フランス国立美術協会主催のサロン(美術展覧会)が昨年12月17日から20日まで開催された。日本代表として出展された石垣島在住の石垣焼窯元主宰、金子晴彦さんの作品「サイレント ブルー」が協会インスタレーション部門金賞、審査員賞金賞のダブル金賞を獲得した。


ダブル金賞に輝いた石垣焼窯元主宰の金子晴彦さん=2015年12月、フランス・パリのルーブル美術館地下のカルーセル・デュ・ルーブル

 フランス国立美術協会は、フランス美術史をつくり、守り上げた歴史ある5団体のうちの一つで、通称S・N・B・A。同協会はことし154周年を迎え、長きにわたりフランス美術の中核を支え続け、歴代大統領が後援として名を連ねる由緒ある団体。
 歴代会員にはマルク・シャガール、クロード・モネ、エドゥアール・マネ、オーギュスト・ロダン、パブロ・ピカソ、オーギュスト・ルノワールらそうそうたるアーティストが名を連ねている。
 陶器作品が美術作品として認識が低いフランス。その中で金子さんの陶器作品が国の代表となったのは初であり異例のこと、その中でのダブル金賞。
 審査員からは、金子さんのブルーは陶器なのに絵画のようで、今までの陶器にはなかった個性的なものと評価された。
 金子さんは「審査は厳しいが他のバイアスがかからない、平等な審査をしてくれるこの協会の展示会で、このような賞をいただけて大変光栄。沖縄の海をテーマにして作り続けたかいがあった。これからも沖縄の海を世界に表現し続けたい」と語った。
 金子さんの作品は、ことしも日本や欧米諸国を中心に精力的に展示会、展覧会に出展する予定。
(大城洋子通信員)



琉球新報