目取真さん拘束に、海上で抗議 辺野古ゲート前に全国の議員ら125人結集


この記事を書いた人 金城 美智子
目取真俊さんが拘束された米軍キャンプ・シュワブ沿岸の地点にカヌーで近づき、抗議の声を上げる市民ら=4日午前10時、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する市民らは4日午前、芥川賞作家の目取真俊さんが拘束された米軍キャンプ・シュワブの辺野古崎に近い海域に、カヌー7艇を出し「国と県の和解で工事は中断中であり、臨時制限区域は解除すべき」「仲間を不当に拘束した」などと抗議の声を上げた。市民らの抗議船3隻も周辺で抗議した。目取真さんの拘束後、海上での抗議行動は初めて。

ゲート前を訪れた県内外の自治体議員ら約125人=4日午前11時半ごろ、名護市辺野古の米軍キャンプシュワブ・ゲート前

 辺野古崎近くの砂浜や岩場には午前10時前、民間警備会社の警備員7人、軍警備員6人の計13人が集まって海上行動の市民らを警戒し、拡声器で退去するよう繰り返し求めた。
 一方、辺野古移設反対 の市民らの座り込みが続くシュワブのゲート前には4日午前、県内外の自治体議員ら125人が訪れた。西﨑光子東京都議は「沖縄に向けて地域から働き掛けていくことが大事。全国が結集することで、辺野古に基地を造らせないことができる。怒りを持って諦めないよう頑張っていこう」とあいさつした。【琉球新報電子版】