1500人、米軍属事件の被害者悼む 公明、単独で集会


この記事を書いた人 志良堂 仁
公明党追悼集会で黙とうする参加者ら=18日午後、那覇市のパレットくもじ前

 公明党県本部は18日午後、米軍属女性暴行殺人事件を受けて単独で「元海兵隊員による女性殺人・遺体遺棄事件に抗議し、哀悼の意を表する追悼集会」を那覇市のパレットくもじ前で開いた。主催者発表で1500人が集まった。斉藤鉄夫幹事長代行や党沖縄方面本部長の遠山清彦衆院議員、党県本の金城勉幹事長らが登壇し、米軍関係者による事件事故の再発防止を誓った。

 金城氏は、19日の県民大会の主催者に超党派での開催を申し入れたがかなわなかったと説明し「残念ながら協議の場もないまま開催となった。これを最後に金輪際、事件事故が起こらない対応をしていきたいとの決意の場として集会を開催した。ご理解いただきたい」と単独開催の趣旨を述べた。

 斉藤氏は、党の在沖縄米軍基地調査ワーキングチームで再発防止策をまとめる方針を紹介し「沖縄の現実は厳しいものがあるが理想を失ってはならない。犯罪が絶対起こらない沖縄に向けて一つ一つ努力していかねばならない」と決意を述べた。遠山氏は「あってはならない事件。皆さんが納得のいく結果を出せるよう頑張る」と声を張り上げた。

 国会議員らのほか、党県本部の金城泰邦青年局長と大城幼子女性局次長が登壇した。集会には宜保晴毅豊見城市長も参加した。