【アメリカ】資金造成バザー 沖縄料理も出品 北米県人会


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当日ゲストとしてスピーチした千葉明総領事(中央)と國吉信義県人会長(右端)、エディー・神谷県人会副会長=9月26日、北米沖縄県人会駐車場

 ガーデナ市やロサンゼルス市を中心とした南カリフォルニアに位置する北米沖縄県人会は毎年9月下旬に、会員らの手で作った野菜や果物、アシテビチ、ポークソテー、サーターアンダギーなどの沖縄料理を販売して県人会の運営資金の一部に充てている。今年は9月26日、県人会のパーキング場にブース(テント)などを張り快晴の中、多くの人が集まった。当日は物産展のみならず琉球舞踊、民謡、ハワイアン・ダンスが披露され、さらにくじ引きや抽選会などで多くの人を楽しませた。

 7月初旬に就任した千葉明在ロサンゼルス日本国総領事がゲストとして招待され、あいさつに立った。「沖縄県人会は文化や琉球芸能に秀でて、そして若人らが率先してボランティアに従事、規模も群を抜いている」と表現した。さらに父親の千葉一夫元駐英大使が沖縄返還の仕事に携わったと話した。

 沖縄の美しい紅型で彩られた絵が、総領事のオフィスの壁に飾られている。裕子夫人も大の沖縄ファンだという。

 沖縄からの留学生・玉置麻侑さんは「県人会事務所の山内優子さんの紹介で県人会を知るようになった。琉舞を習っていて今日もパフォーマンスします」と述べた。仲村ふきさんは「麻侑さんの紹介で県人会を知った。ピクニックや2世ウイーク・パレードにも参加させてもらい、毎日楽しんでいます」と語った。

 國吉信義会長は「このように心を一つにして県人会のボランティアに一生懸命汗を流すのは尊いこと」と、感謝した。
(当銘貞夫通信員)