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“沖縄の血”流れる映画 高嶺監督「変魚路」2月公開

高嶺剛監督(左から3人目)と出演者の平良進さん(同6人目)、北村三郎さん(左端)、大城美佐子さん(左から2人目)、川満勝弘さん(同5人目)ら=29日、那覇市の桜坂劇場

 沖縄県出身の鬼才・高嶺剛監督の18年ぶりとなる新作劇映画「変魚路(へんぎょろ)」の完成披露試写会が29日、那覇市の桜坂劇場であった。全国上映を予定しており、県内では来年2月25日から同劇場で上映される。舞台あいさつで高嶺監督は「沖縄で撮る意味、地面から立ち上る雰囲気を大事にした。この映画は沖縄の血が流れている。それは灰色の血だ」と強調した。

 自殺願望者を「生き直し」させる職業のタルガニ(平良進さん)と親友パパジョー(北村三郎さん)が禁じられた媚薬を持ち去ったため、追われる身となる幻想的なロードムービー。民謡唄者の大城美佐子さん、ミュージシャンの川満勝弘さんも出演している。平良さんは「村を出た2人が各地で芝居をするのが現実の自分と重なった」と振り返った。北村さんは映画の完成に「感激だ。すごいね」と感無量の様子だった。