【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で、沖縄防衛局は12日午前、沖合に沈められている大型ブロックと新たに運んだ大型の「浮き玉」をワイヤで結びつける潜水作業を複数カ所で行った。この作業は11日に続いて2日目。
米軍キャンプ・シュワブ沿岸の砂浜では浮具(フロート)とフロートに取り付ける突起物がそれぞれトラックで運ばれた。フロートに突起物を取り付ける作業が行われる。沖合と砂浜での作業の準備が済み次第、沖合に設置した大型の「浮き玉」を目印に「臨時制限区域」を示すフロートや油防止膜(オイルフェンス)が設置されるとみられる。
新基地建設に反対する市民は抗議船3隻、ボート1隻、カヌー12艇で抗議行動をしている。海上保安庁はゴムボートを少なくとも10艇を出し、市民の動きを警戒している。
一方、米軍キャンプ・シュワブのゲート前では建設に反対する市民約60人が12日午前7時ごろから集会を始めた。午前10時半現在、市民ら約80人が集まり、「新基地反対」と声を上げながらテント前からシュワブ沿岸が見えるゲートの付近まで行進しシュプレヒコールを上げている。【琉球新報電子版】
沖合で潜水作業進む 辺野古新基地建設 市民80人が抗議
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松永 勝利