【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局は27日も支柱付きの浮具(フロート)を海上に運び、海上フェンスを広げる作業を継続している。海上フェンスとフロートによる臨時制限区域を囲う作業はほぼ完了したとみられる。
一方、米軍キャンプ・シュワブ前では工事車両用ゲートに約30人の市民が座り込み、抗議行動をした。午前8時46分から機動隊が市民らの排除を始め、クレーン付きトラック3台を基地内に入れた。その後、市民らは海上が見える場所へと移動し「大浦湾を返せ」「弾圧に負けるな」と声を上げた。
建設に反対している市民らは抗議船とカヌーで区域内に入り抗議している。10艇程度とみられる海上保安庁のゴムボートが作業船の作業に影響が出ないよう警戒している。【琉球新報電子版】
英文へ→Above-sea fence at Henoko almost finished, protesters removed by riot police