社会

「ハワイ捕虜」忘れないで 県出身戦没者慰霊祭 参加呼び掛け

「ハワイ捕虜沖縄出身戦没者慰霊祭」への参加を呼び掛ける、同実行委員会の(右から)宜野座朝美事務総長、高山朝光共同代表、渡口彦信共同代表、渡口彦和会計、松田昌次事務局長=琉球新報社

 沖縄戦で米軍の捕虜になりハワイに移送され、現地で亡くなった県人のための慰霊祭を開催する「ハワイ捕虜沖縄出身戦没者慰霊祭実行委員会」共同代表の渡口彦信氏、高山朝光氏ら5人が16日、琉球新報社を訪ね、慰霊祭への参加を呼び掛けた。自身もハワイに移送された渡口氏は「72年たち、初めて鎮魂の慰霊祭を開催する。忘れてはいけないことで、多くの県民に加わってほしい」と話した。

 慰霊祭は6月4日、ハワイホノルル市の慈光園で開催される。沖縄からは2日出発、8日帰国の日程で現地訪問団を組んでいる。

 ハワイへは1945年7月ごろまでに計3千人余が移送された。ハワイでは収容所内外の労務に当たり、1年半ほど抑留された捕虜もいたという。記録上、沖縄出身者は少なくとも12人が亡くなった。

 渡口氏らは「捕虜だった人は90代になっている。子や孫も参加してほしい」と呼び掛けた。訪問団に関する問い合わせは沖縄ツーリスト(電話)098(862)1112。