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公共交通網計画を策定 南城市 バス路線再編 19年実施予定

 【南城】南城市や沖縄総合事務局、県交通政策課、県バス協会などで構成する市地域公共交通会議(会長・具志堅兼栄副市長)は3月、市内に乗り入れるバスの路線などを再編する「市地域公共交通網形成計画」を、県内市町村で初めて策定した。市佐敷字新里に建設される市役所新庁舎付近を市の「中核地」と位置付けて新たなバスターミナルを整備し、バス路線を再編して効率的な公共交通の運用を目指す。再編実施は2019年を予定している。

 「中核地」には新庁舎のほか、22年ごろに開通予定の地域高規格道路である南部東道路の「佐敷・玉城IC」が整備される。計画では、既存の3営業所(馬天営業所、親慶原出張所、百名バスターミナル)を「中核地」のバスターミナルに統合する。

 バスターミナルから南部東道路を経由して那覇市方面へ約20分間隔で運行する定時性、速達性の高い幹線バスや、バスターミナルと市内の各拠点を結ぶ支線バスも整備する。支線バスの運行が難しい地域は、乗り合い型のデマンドバス「おでかけなんじぃ」で対応する。バスの運行を、久高島―安座真港間の船便とも連動させて利便性を高めることも想定している。

 市では06年の町村合併以来、バス路線見直しが進まず市内の移動が不便な状況が続いていた。13年に「おでかけ―」の運行が始まったが、高齢者など交通弱者の移動の需要に対応しきれずにいた。

 市は18年度、より具体的に路線を設定する「地域公共交通再編実施計画」を策定し、19年に再編を実施する。19年から22年までは暫定的な路線で幹線バスを運行する予定。