護岸工事で石敷き詰め シュワブ沿岸、新たな作業確認


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新基地の護岸工事で、砂浜に積んだ砕石の上に石をかぶせる作業員ら=2日、名護市辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古への新基地建設を巡り、キャンプ・シュワブ沿岸を埋め立てる護岸工事で2日、砂浜に積み上げた砕石の間に、石を敷き詰める新たな作業が確認された。埋め立て作業の足場となる部分を固める作業とみられる。

 海中への新たな石の投下はなかったが、積み上げた砕石が波打ち際まで迫っている。一方、米軍キャンプ・シュワブのゲート前には市民ら約60人が抗議の声を上げ続けた。県警機動隊が座り込む市民を排除し、砕石や土砂を積んだダンプ、生コンクリート車など工事車両延べ34台が基地内に入った。排除は計3回あった。午後3時ごろ、抗議する人たちを機動隊が移動させる際に、国道329号の南向け車線で約20分間、一般車両約60台が並んだ。

 海上では抗議船2隻とカヌー8艇が抗議行動を繰り広げた。