新基地巡る現状を訴え オール沖縄会議訪米団が出発


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沖縄の現状を訴えに米国へ行くのを前に気勢を上げるオール沖縄会議第2次訪米団のメンバーら=16日、那覇空港

 辺野古に新基地を造らせないオール沖縄会議の第2次訪米団(団長・伊波洋一参院議員)が16日、辺野古新基地建設を巡る沖縄の現状を米本国に伝えるため、沖縄を出発した。伊波団長は「戦後72年も、米軍のために虐げられ続ける沖縄の現状を訴える」と語った。

 出発に先立ち、16日午前、那覇空港で出発式が開かれた。訪米団は17~22日の間、カリフォルニア州でアジア太平洋系アメリカ人労働者連合(APALA)の25周年大会に参加して沖縄の現状を周知する展示ブースを開くほか、国連人権理事会特別報告者のデイビッド・ケイ氏と意見交換する。下院議員などとの面会も予定している。

 オール沖縄会議共同代表の呉屋守将金秀グループ会長は「辺野古新基地建設を止め、沖縄をより平和な島にするため頑張っていこう」とあいさつし、訪米団を送り出した。

英文へ→All-Okinawa Kaigi delegation departs for US to campaign against new base issue in Henoko