【ミネソタ=座波幸代本紙特派員】退役軍人らでつくる平和団体「ベテランズフォーピース(VFP)」の第33回年次総会が22日、米ミネソタ州セントポールで開幕し、沖縄から参加した「平和を求める元軍人の会―琉球・沖縄(VFP―ROCK)」のメンバーらが米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古への新基地建設計画の問題点を発信した。
VFP―ROCKのブースでは新基地建設計画予定地の活断層の可能性や、軟弱な地盤、高さ制限が守られてないことを説明。市民らの抗議活動などの様子を写真や映像などで紹介した。総会に初参加した照屋正史さんは「新基地建設計画は安全性に非常に問題があり、米国の国益にも反することをしっかり訴えたい」と話した。現地時間の25日に開かれる全体会議で、新基地建設計画の問題点を米政府監査院(GAO)に対して独自で調査することを求める決議案を提起する予定。