普天間返還「一日も早く解決を」 辺野古新区画埋め立てで防衛相


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 宮城 久緒
防衛省で記者団に答える岩屋毅防衛相=25日午後3時半過ぎ、防衛省

 【東京】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設を巡り、岩屋毅防衛相は25日午後、埋め立て予定海域の新たな工区での土砂投入に着手したと明らかにした。岩屋氏は「(1996年の普天間返還合意から)23年来の懸案を一日も早く解決をしたいと思っているし、それが国の責任だ」と強調した。防衛省で記者団に答えた。

 防衛省沖縄防衛局は25日午前、昨年12月に土砂投入を開始した隣の工区での埋め立てに着手することを県に伝えた。現場では午前9時半に準備作業が始まり、午後3時ごろからトラックが新区画に土砂を投入した。

 岩屋氏は南西地域の抑止力維持と沖縄の基地負担軽減を両立させるとして「辺野古への移設作業がこの両方を満たす唯一の解決策だ」と説明した。【琉球新報電子版】