陸自配備「民意と得え」 5・15平和行進 八重山スタート


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陸上自衛隊配備予定地前を練り歩く行進の参加者ら=15日、石垣市

 【石垣】八重山地区5・15平和行進(同地区実行委員会主催)が15日、石垣市内であった。市平得大俣の陸上自衛隊配備計画についての考えを深めようと、配備予定地近くにある於茂登地区を初めて出発点に設定し、予定地周辺をコースに組み入れた。新栄公園までの約12キロを配備計画の賛否を問う住民投票の実現や、名護市辺野古の新基地建設反対などを訴えながら練り歩いた。同公園で開かれた集会には150人(主催者発表)が参加した。

 集会では、住民意思が省みられないまま辺野古への新基地建設や石垣島への自衛隊配備が進んでいるとして「市民、県民の声は虐げられ続けている」と批判し、「差別的な沖縄政策によって押しつけられる不条理に厳しく抗議し、県民が一丸となって取り組まなければならない」などとする宣言を採択した。配備予定地では、地元住民が配備計画の現状や問題点を島内外の参加者に説明した。