琉球芸能実演家が切磋琢磨(せっさたくま)する姿を描いた劇映画「うんじゅぬ花道」が26日、浦添市の国立劇場おきなわでクランクインした。
企画原案・脚本・監督は映像作家の山城知佳子さんと砂川敦志さん。実演家の神谷武史(たけふみ)さんと息子の武之心君、知花小百合さん、嘉数道彦さんらが出演する。
「うんじゅぬ花道」は、映画を通した観光振興と作家の育成を目的とした「第5回沖縄映像コンペティション」(沖縄観光コンベンションビューロー、日本観光振興協会九州支部主催)で、応募総数72作品の中から選ばれた。11月完成予定で、来年3月の沖縄国際映画祭で上映する。
26日は、実際に神谷さん親子が15日に出演した組踊「花売の縁」を再現。観客役のエキストラ約100人を入れて撮影した。