“ママ”こそ辺野古に 城間さん、座り込みSNSで発信


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座り込みに参加する城間真弓さんと子どもたち=13日、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】新基地建設をめぐり子育て世代の関心を高めようと、読谷村に住む城間真弓さん(36)が「mamaぐるみ」を発足させた。毎週末、米軍普天間飛行場の移設先とされる名護市辺野古を訪れ、SNSを通じて「ママ友」らに現場の様子を伝えている。城間さんは「子どもたちの未来を守るのは大人の責任だ」と訴えている。

 高齢者が多く座り込みに参加している事実を知り「私たちの子どもたちのために座り込みを続けている。私たち若い世代が行動して、おじいやおばあを安心させないといけない」と考え、5月から「島ぐるみ」に掛けて「mamaぐるみ」の活動を始めた。
 SNSで座り込みテントの様子を伝える。「ニュースでよく映る衝突の場面だけでなく、和やかな場面も多いことを伝えたい。子どもたちも来やすい所だと知ってほしい」と話した。投稿を見て辺野古に足を運んだ友人もいた。
 13日は手作りの看板を持って、ゲート前で3人の子どもと共に座り込みに参加した。次女の心花(ここな)ちゃん(5)は「友達がたくさんできて楽しい」と話した。城間さんは「いま行動せず、子どもたちが大人になった時に後悔したくない」と語った。(明真南斗)