サンゴ息づく豊かな海 うるま・勝連半島沖


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 自衛隊や米軍のヘリが頻繁に上空を飛び交ううるま市の勝連半島沖。その下の青い海には貴重なアオサンゴ群集やコモンシコロサンゴといったサンゴ礁に、ウミウシやクマノミなどの小さな生き物たちがすんでいる。この地でダイビング業を営む平安座島出身の玉栄将幸さん(60)は「うるまの海にはあまり知られていない豊かな自然がたくさん残っている」と強調する。9月に潜った水中の様子を紹介する。(金良孝矢)
英文へ→Katsuren Peninsula: rich sea where coral reefs live

アオサンゴ群集 世界的に希少なアオサンゴ群集。玉栄さんによると120×110メートルに広がっているという=9月23日、うるま市の「ヨコビシ」(水深約4・4メートル)
コモンシコロサンゴ 直径17メートル×高さ12メートルのコモンシコロサンゴ。台風で一部が崩れたが、見応えは十分=「ヨコビシ」(水深約5メートル)
ハマサンゴ 直径6メートルはある巨大なハマサンゴ=「ヨコビシ」(水深約13メートル)
ソフトコーラルのウミトサカ類に擬態するイソコンペイトウガニ=「津堅魚礁20」(水深約9メートル)
色鮮やかなオトヒメウミウシ=「サンドウェイ」(水深約18メートル)
ミズタマサンゴ(手前左)とイソバナなどが共生している=「津堅魚礁20」(水深約16メートル)