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「観光から発展する沖縄へ」喜納舞杏さん <私たちのSDGs GSCOメンバー紹介 2 >


「観光から発展する沖縄へ」喜納舞杏さん <私たちのSDGs GSCOメンバー紹介 2 >
この記事を書いた人 Avatar photo 與那嶺 松一郎

喜納舞杏 -Maia Kina – 株式会社沖縄セルラー電話

新卒入社した会社の事業創造部 新規事業開発グループに所属し、沖縄の課題解決を目指した新規事業開発に取り組んでいる。また地元沖縄市の観光親善大使「第45代ミスハイビスカス」として沖縄市の魅力を県内外にPRしている。2022年に琉球大学観光産業科学部観光科学科を卒業。 学生時代は、シンガポール留学経験を活かし、琉球泡盛親善大使「第34代泡盛の女王」や、起業支援施設Lagoonコザの広報に従事した。

 ―どのような問題意識から活動を始めたのでしょうか。

 私は学生時代に、琉球大学の観光産業科学部観光科学科で観光を専門的に学び、また観光大使や留学先での経験を通じて観光に関する知識を深めてきました。同時に、学生時代には新型コロナウイルスの影響を直に受け、これによって観光産業の脆弱性を痛感しました。この経験から、観光を単なる一方的な視点からではなく、ITなどの技術を活用して沖縄観光をより持続的に発展させたいと思いました。

 ―現在取り組んでいることを教えてください。

 現在は沖縄セルラー電話株式会社の事業創造部新規事業開発グループで、観光事業の立ち上げなどに従事しています。沖縄のためにという思いから生まれたこの会社で、沖縄の社会的な課題を解決できる事業を展開することを志しています。

 同時に、出身地である沖縄市の観光親善大使、第45代ミスハイビスカスとしても活動しています。昨年はFIBAバスケットボールワールドカップ2023の開催地として国際的な注目を浴びました。今年は沖縄市市政施行50周年の年でもあります。2024年には更なる盛り上げに貢献したいと考えています。

 さらに所属しているグローバルシェイパーズコミュニティ沖縄ハブには、グローバルな視点から沖縄観光を考えたいと思い参画しました。今年は北東アジアのコミュニティメンバーを沖縄に招聘するなど、国際的な交流を促進するイベントも計画しています。本業だけでなく、観光大使やコミュニティの活動を通じて、多面的な視点から沖縄を捉え、観光を活性化させる存在となることを目指しています。

 ―これからの目標を教えてください。

 私の目標は、沖縄の主要産業である「観光」を通じて、地域社会全体の進展に寄与していくことです。沖縄には「いちゃりばちょーでー」という言葉があるように、血縁関係がなくても、家族のような温かさを提供してくれる人々が多く存在します。これまで観光大使や留学などの挑戦に取り組む度に、周囲の方々に多くのサポートを受けてきました。今までもらってきた恩を、今度は私が沖縄の未来に恩返しできるように日々努力しています。