<南風>空飛ぶ会議おばさん


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 県のPTA会長に就任して以来、日々が物凄いスピードで加速して過ぎていくように感じられます。私の役職は日々会議の連続で、連合会の会議では三役会・常置委員会・理事会、事業検討委員会・安全会(審査会・運営委員会)とそれぞれの会議があり、よりよい組織運営のために意見を交わし、また、対外的なもので年間約100近くの会への参加要請があります。そのほとんどが沖縄県の子どもたちに関わる事業関連です。

 1人で参加するにはかなり無理があるので、副会長や地区会長、理事の皆さんにも代理参加をしてもらっている状況です。

 対外的な会議参加は、県内の関連団体にとどまらず、九州ブロックPTA協議会の理事会、全国PTA協議会の会長会、全国PTA協議会の専門委員会など県外での参加も多く、また今年度は、主催事業が宮古地区大会・八重山地区大会と離島開催だったこともあり、その打ち合わせも含め、1カ月に、多い時にはほぼ毎週、平均して月2回ほどの出張があり、まさに空飛ぶおばさんです。

 一つの会でも年に数回の会合開催があり、トータルすると年の3分の2近くが「会議あり」となり、1日に朝・昼・晩と会議が3~4本連続して入ることもよくあります。「頭の中がごっちゃになりませんか?」と聞かれることも多々ありますが、意外とそうならないのです。それぞれに別々のテーマなので、そこに行けばそこでスイッチが切り替わるものなのです。

 私の会議の必須アイテムは香りの良いハンドクリームです。いい香りに包まれ気持ちもリフレッシュ。そして、さまざまな会に参加することで新たな学びと情報収集になり、巡ってそれが会の運営にも反映できるよう日々情報アンテナを立て、楽しみながら毎日を過ごしています。あ、会議おばさんでもありますね。

(下地イツ子、県PTA連合会会長)