<南風>パークゴルフ パート3


社会
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 いよいよ念願のパークゴルフ場建設が始まった。パークゴルフ発祥地の北海道幕別町でパーク生みの親である国際パークゴルフ協会前原理事長よりアドバイスを受けたコースレイアウトを軸に18ホールのコースづくりが始まった。ふれあい牧場として芝だけが張り詰められた面に18のティーグラウンド、グリーン、植栽等多くの作業工程があった。コースに関しては役場の若い職員と体育指導員を中心としたスポーツ関係者、ティーグラウンド周辺とコース全般の植栽は県家畜改良センター職員と分担して行った。実に見事な県と村とのコラボレーションでのコースづくりである。しかも7月から8月にかけての真夏の一番暑い盛りでの作業であった。数多くの皆さんの協力で手づくりで、県内行政としての第1号のパークゴルフ場が沖縄県最北端の国頭村安田に誕生した。

 現在県内には大小含む40近い施設があり、一番大きい(45ホール)のが久米島シーサイドパークゴルフ場で、毎年全国規模の大会が開催されている。昨年4月にはゴルフ場並みに整備された18ホールのユンタンザパークゴルフ場がオープンした。先月7月には伊江村にもハイビスカス園に隣接し、大きな木々の合間を縫っての18ホールの立派なパークゴルフ場がオープンした。20年経過した今日県協会に問い合わせが多くなっていて大変喜んでいます。

 見たことのないパークゴルフを認めた大城村長の決断力、建設に関わり協力してくれた多くの方々、さらには国頭村・沖縄県のパークゴルフ協会の立ち上げから普及活動に尽力し、現在も沖縄県パークゴルフ協会連合会事務局長兼主任指導員として頑張っている古堅哲明さんに感謝をするとともに、多くの県民が老若男女を問わず、3世代で手軽で気軽にできるパークゴルフを楽しんでくれることを願っています。
(比嘉明男、日本郵便沖縄支社長 県パークゴルフ協会連合会長)