<南風>ココロをカタチに

 今でも自分の結婚式のアルバムを見ていると、まるでタイムマシンに乗ったように、その日の情景や出来事がハッキリと浮かんできます。卒業アルバムを見ている時と同じ感覚です。

 学生時代の3年間を凝縮した「思い出のカタチ」が卒業アルバムだとすると、結婚式は、かけがえのないたった一日の「思い出をカタチ」にするものだと、改めて気づきます。

 長い時間を経ても色あせない、彩り豊かな思い出のカタチを残せるのが結婚式です。なんて素晴らしいセレモニーでしょう。その意味でも結婚式とは、参列したすべての方々が笑顔になる場所であってほしいと思います。

 コロナ禍の結婚式のスタイルとして人気なのが、ご家族を中心に行われる「家族婚」、今のお二人をカタチに残す「フォトウエディング」です。

 また、沖縄県内では以前から「授かり婚(おめでた婚)」が多く、新婦が妊娠中に行われる「マタニティウエディング」だけでなく、子供のお披露目も兼ねて出産後に行われる「エンジェルウエディング」も人気です。

 新郎新婦が赤ちゃんを抱いて入場するシーンは本当にほほえましいものです。子供を授かれたからこそ可能な新しいセレモニーだといえます。成長した子供と一緒に「あなたを授かったから、パパとママは家族になれたんだよ」と、誇らしげに思い出のアルバムを開くときもいつか来ることでしょう。

 結婚式は両親や親族、友人に加え、生まれた子供にさえも「感謝のココロをカタチにして届けられる」かけがえのないセレモニーなのです。また、疎遠になっていた知人や親戚との関係も復活し、改めて人とのつながりを実感する特別な日でもあります。人間関係を豊かにする結婚式は必要です。
(佐久間康弘、株式会社サンレー代表取締役社長)



関連するニュース







  • お知らせ


  • 琉球新報デジタルサービス



  • 会員制サービス






  • 他のサービス