<南風>癒やしの時間


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 1日、1カ月、1年がうれしいことに忙しい日々で、いつもあっという間に過ぎていきます。

 教職の立場にいる中、1年前に終わった行事なのに…。もう1年たったの?と思うことがよくあります。皆さんは日々忙しい中、癒やしの時間はどのようにお過ごしでしょうか?

 私は日本ウエイトリフティング協会の選手強化委員のメンバーであり、週末に東京での会議で日帰りや1泊2日の出張があります。

 時には、生徒を引率した大会遠征から沖縄に戻り、また会議で東京へと出向きます。1週間に県外へ2往復することもあり、よく飛行機を利用します。

 日頃からゆっくり本を読みたい、苦手な英語の勉強がしたいなど、時間があったらこんなことしたいのになぁと思っていることを、飛行機の移動時間を利用して頑張ろうと、機内にはたくさんの本を持参します。飛行機に搭乗すると本を開き、癒やしの時間を準備します。

 しかし、いつの間にか熟睡。気がつくと大体、着陸態勢になっている状況です。持ち込んだ本の重さを感じながら電車移動、大して使わないなら持って歩かなければよかったなぁ、帰りの機内はゆっくり本を読もうと決め、本を楽しみにします。

 ところが、朝一番の便に乗るための早起きや会議での緊張感と疲れで、帰りもまた熟睡状態です。

 この本はいつ読み終えるのだろうという本や、いつになったら英語をマスターできるのだろうと感じます。私にとってゆったりした時間の計画を立てている時が癒やしになっているのかもしれません。

 自由な空間だからこそ癒やしなのだと思います。しかし、目標としている英会話はぜひゆとりの時間ではなく積極的に取り組まなければいけない。これからも時間を大切にいろいろなことに挑戦し、楽しく過ごしていきたいです。
(平良真理、沖縄工業高校ウエイトリフティング部顧問)