<南風>暮れゆく2016年


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 2016年も残り10日を切りました。わが家のルーティーンはクリスマスと大掃除、そして紅白歌合戦の鑑賞を残すだけとなりました。時のたつのは早く、今年もあっという間に過ぎ去ろうとしています。

 しかし、音楽関係ではまだまだイベントが続きます。オーケストラ関係はあす24日に「普久原恒勇55周年コンサート」、28日には琉球大学管弦楽団の「第60回記念定期演奏会」が開かれます。

 室内楽では、25日に「新垣伊津子ヴィオラリサイタル」、26日には「ヴェリタス弦楽四重奏団演奏会」がそれぞれ催されます。

 クラシック以外の音楽イベントもまだまだあるようです。出掛けてみてはどうでしょうか。

 ということで、この1年はあっという間に終わるという感じではなく、中身の濃い年の瀬になりそうです。私にとって、今年は早くて短いとも、とても長いとも感じました。

 それはこのコラム「南風」を担当したからでしょう。ない知恵を振り絞って原稿を考え、締め切りに間に合うように原稿を仕上げ、そのために睡眠時間を削ったりと苦労しました。

 こうして仕上げた原稿も、担当の松元剛編集局次長にいろいろと手直しされ、やっとまともな文章になって紙面に載るのでした。このようなやりとりを半年も信望強く続けたくださった松元氏も大変だったことでしょう。感謝しています。

 そして、この「南風」を毎回、「楽しみにしているよ」と声を掛けてくれた友人、知人。さらには多くの読者の皆さま、私の「南風」を飽きもせずに読んでくれてありがとうございます。

 今回が最後の原稿となります。年明けからはのんびりと過ごせそうです。

 それではみなさん、良いお年をお迎えください。
(川崎達、沖縄弦楽指導者協会会長)