<南風>ライブの醍醐味


社会
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 半年間、「南風」を担当させていただくことになりました。まずは自己紹介を…。

 普段の仕事は、ホールで起きている問題や課題を把握し、どのように克服すれば利用者と我々スタッフが笑顔になれるかを考えること、つまり、訪れる人を「楽しませる」、運営する私たちスタッフが「楽しめる」環境を整えることに全力投球しています。ホールは地域の人々にとって笑顔になれる場所、日常を忘れられる場所でなければなりません。

 出身は愛知県ですが、学生時代から企(たくら)んでいた沖縄移住を実行に移して丸6年、まだまだうちなーんちゅになり切れないけれど、大好きな土地・沖縄に住んでいるということだけで日々幸せを感じています。県外出身者から見た沖縄のいいところ、海、山、自然、また子育てを通して自分なりに感じたことやてだこホールのことなどをつづっていきたいと思います。

 さて2020年には東京にオリンピックがやってきます。「お・も・て・な・し」から始まったこのムーブメント、まだ道半ばではありますが、東日本大震災からの復興を発信する機会になるに違いありません。

 実はその昔、私も長野やシドニーの会場で様々な競技のテレビ中継に携わることがありました。長野のスキージャンプ陣、シドニーの高橋尚子さんなど、あの時の現場の高揚感、一体感はスポーツの素晴らしさを端的にまた強烈に印象付けるものでした。ライブ(生)で見ることで人間の可能性を最大限に引き出す能力をまじまじと見せつけられた気がしました。

 来る7月8日、浦添市てだこホールでも初めてのスポーツ系イベント「ハッスルマッスル」を開催します。トップアスリートが魅せる筋肉エンターテインメントショー、ぜひライブで観(み)て、体を動かす楽しさ、汗をかく清々(すがすが)しさを体感してみてください。
(山口将紀、浦添市てだこホール総務企画課チーフ)