<南風>Women’s Voice リレートーク


社会
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 ブックカフェ&ホールゆかるひ(那覇市久茂地3丁目)は、おかげさまで開店1年半が経過し、様々な催しにご利用いただくようになりました。映画会や勉強会、朗読劇、合唱の会、ライブ他、地域の公民館のように使っていただき、大変ありがたいことです。

 3月からは、ゆかるひ独自企画として各分野で活躍していらっしゃる女性たちの声を聞く「Women's Voiceリレートーク」を始めました。初回は石垣島からトゥバリャーマの歌い手でもあり島嶼(とうしょ)文化や歴史にも詳しい山里節子さんをお招きし、お話を伺い、参加者をパートに分けてアカペラでジラバ(ユンタのかけあい)をしたりと豊かなひと時を過ごしました。

 2回目は東京から作家の渡辺一枝さんをお招きしました。福島原発爆発後から毎月福島に通い、そこに住む方々からナマの声を聞き、東京に呼んで「福島の声を聞く会」を主催されています。一枝さんが愛してやまないチベットの風景も見せていただきました。

 3回目は映画監督の三上智恵さんです。毎回体当たりで取材し制作される映画は沖縄の現実を直視し、問いかけ、見る者の胸に迫ります。ゆかるひでは新作の映画「沖縄スパイ戦史」にかける熱い想(おも)いを語っていただきました。

 4回目は石川県津幡から水野スウさんにお越しいただき、水野流憲法カフェを実践していただこうと計画中です。9月末の予定です。

 ゆかるひは、誰でも「言いたいことが言える場所、やりたいことができる場所、想いを共有できる場所」にしようと創った自由空間です。皆様もお気軽にご利用ください。

 今回で「南風」最終回となりました。応援してくださった皆様、ニフェーデービタン! 明日の沖縄のゆかるひを願い、皆で語りあいましょう。マッチョーイビーンドー
(屋嘉道子、ブックカフェ&ホール「ゆかるひ」店主)