琉球新報社 沖縄発のイノベーションイベントであるLEAP DAY（リープデー）が12月に開催される。4月から実行委員会を発足し、私はその実行責任者を担っている。このイベントは県内外、海外で活躍する方々をお招きし、「ソーシャルインパクト」と「人財育成」を軸としたいろいろなテーマでライブトークをしていただく。もちろん学生の発表もあり、子どもから大人までいろいろな人が未来を考える日にしたいと思っている。
私たちがこのようなイベントをする理由の一つとしていろいろな人を巻き込みたいということがある。「イノベーション」「テクノロジー」などと聞くと自分には関係のない世界と思ってしまう人もいるだろう。実際はそうではなく、私たちの生活と密接に関係している。それを知ることで世界は広がり、たくさんのアイデアが生まれ身近な課題が解決されるかもしれない。より多くの人にイノベーションやテクノロジーを知ってもらうことで社会で起こっていることが自分事になり、問題解決をする人が増え、社会が良くなるのではないかと考えている。
沖縄、日本、世界を今よりも良くしたいと思っている人はたくさんいるだろう。しかし、どう行動すればいいかわからないという人も中にはいるはずだ。そう思っている人にこのイベントに来ていただきたい。たくさんのヒントやアイデアが得られるはずだ。このイベントに参加した人が社会のさまざまな課題を自分事にして、次の日から少しでもいいので行動するようになる。地域や仕事のせいにしてできない理由を探すのではなく、今自分に何ができるかを考えて未来を創っていく。それぞれの意識と行動を変えていくことが私たちの目標だ。
一人一人の行動が社会を良い方向へ向かわせる。このイベントが行動するきっかけになればと願う。
（畑中ひらり、株式会社FROGS取締役）
