<南風>心の筋肉


社会
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 先日、神の島と呼ばれる久高島へ初めて行きました。南城市の安座真港から、高速船で15分ほど。フボー御嶽に手を合わせ、何カ所かの聖地を順礼しながら目に見えない大自然の気を感じパワーをもらって帰って来ました。

 私が講演で話をする「黄金の五カ条」の中のあいさつの達人、コロコロ大作戦、ありがとう大作戦には、目には見えない幸運を引き寄せる力があるのです。

 先ず「あいさつの達人」。あいさつは「あ」、あいてより、「い」いつでも、「さ」、先に、「つ」つたわる様に。いつでも誰にでも。それを続ける事によってあなたを応援してくれる人(ファン)が増え、目に見えない幸運を運んでくれる。

 毎日あいさつをしている地域の人や、先生方がいます。試合の日、会場に足を運べない人たちが、「頑張って」と、祈ってくれている。そのパワーがグラウンドまで届く。するとラッキーなプレーとなるが、できてない子には、アンラッキーなプレーとなる。

 人を差別してはいけない。これは大人の社会でもいえる。この人にはやる相手がやらないから自分もそしてめんどくさいと理由をつける。これでは達人ではない。「勇気」「タイミング」「間」が大切なのです。初めははずかしくてどきどきします。「勇気」を出して自分からあいさつをするくせをつける。そうするとそれが自然に習慣となり、当たり前の事になるのです。

 大人は当たり前にできると思いがちですが、小学生では難しいのです。中学生になると、今までできてたのに、はずかしさ、照れがでてくるのです。それを乗り越える事で、心に筋肉がつき強い自分になれるのです。

 あいさつの達人になって応援してくれる人を一人でも増やす事で夢の実現への一歩になるのです。心の筋肉付いていますか。
(砂川正美、夢サポーター)