<南風>自分らしく生きてみる


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 東京で女性起業家の友人たちとの食事会でのこと、友人に「最近どう?」と聞かれ、私の「課題が多すぎて大変」という返答に、目をきらきらさせて「良いことじゃない! その課題をクリアすれば少しでも良くなるのよ。何も気づかない、教えてもらえないっていうのが一番辛いんだから」と助言をもらい、私の“ピヨピヨマインド”が一気に吹っ飛ばされました。

 また、大企業から数億単位で出資を受けている友人に「なぜ会社も順調で、勉強する必要もなさそうなのに起業家プログラムに参加しているのか」と質問すると、「仕事をしていると、アウトプットばかりになりがちだから、インプットの時間を強制的に設けているの」とインプットの大事さを教えてもらいました。彼女たちのような素晴らしい起業家に近づくために、真似することから始めることにします。課題→解決、そしてインプット。

 私は、「日本青年会議所主催JCI TOYP 2019」で「サンゴに優しい日焼け止め」などの取り組みが評価されて、環境大臣奨励賞を頂きました。審査員は、著名人ばかりで緊張しましたが、きっと上手に話すことよりも、本気度を見ているのではないかと思い審査会に挑みました。

 勇気を出して、自分が大事に思っていることをしっかり伝えようと決めた結果、受賞できたことは大きな励みになっています。

 最近、自分らしくいることが、全ての突破口になるのではないかと思えるようになってきました。勇気を出して進んでいるときに良い結果が得られているような気がするからです。

 「どうせ…」と自分の思いを雲に隠すような、中途半端に自分に嘘をつくとツケが回ってきて誰のせいにもできない理由で後悔するかもしれません。

 「JUST DO IT」好きな言葉です。
(呉屋由希乃、社会起業家)