<南風>沖縄を革新する

 「これからの沖縄には無限の可能性があります」。

この言葉には、沖縄への深い信頼と「無限の可能性」を実現するという玉城デニー知事の固い決意が詰まっています。私は先日、沖縄科学技術大学院大学(OIST)に知事をお招きし、OISTが知事のこの思いにどのように貢献できるのかをお話ししました。

 手作りの県旗を手にした新世代を担う多国籍の子どもたちに迎えられた知事は、エネルギッシュにハイタッチで応えられ、県出身のスタッフや、OISTの起業家たちに気軽に話しかけられました。世界的にも著名な銅谷賢治教授の研究室では、機械学習のデモンストレーションを熱心にご覧になりました。私は、世界クラスの科学が新しいビジネスに力を与えることで、高賃金・高技能の雇用が創出され、沖縄にハイテク産業のハブとしての地位をもたらすことをご説明しました。

 未来の仕事の多くは、私たちが想像もできないものであると言われています。実際、米国では新しい雇用の4分の3が創業5年未満の企業により創出されています。

 OISTは県の支援の下、キャンパス内のインキュベーター施設で世界から選りすぐった起業プロジェクトを育てるなど必要な基盤を築いてきましたが、喫緊の課題は、これらの企業が成長し続けるために、新たな資金調達先(ベンチャーキャピタル)を誘致することです。私は知事に、ハイテク・スタートアップへの支援が沖縄を変えると提言しました。

 沖縄のハイテクの未来はそこまで来ています。OISTはパートナーである恩納村と共に、未来志向かつイノベーション主導型の、地域環境に配慮したインフラを整備し、知的センターを提供することで、玉城知事の描く「無限の可能性」の実現に貢献していきます。
(ピーター・グルース、沖縄科学技術大学院大学学長)



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