利用が低迷し赤字路線となっているJR西日本の芸備、姫新、因美3路線の沿線のうち、兵庫、鳥取、岡山の8市町の議員が19日、存続を目指す議員連盟を設立し、岡山県津山市で総会を開いた。通勤通学などでの利用を促進しながら、地域産業での活用策などを検討していく。
議連には津山市、岡山県の新見市、真庭市、美作市、勝央町、鳥取県智頭町の各議会と、兵庫県佐用町と鳥取市の議員有志が加盟。この日は津山市議会の中島完一議長を会長に選んだ。
設立の背景には、JR西が昨年4月に利用者が少ないローカル線の収支を公表し、17路線30区間の赤字が明らかになったことで浮上した路線の存廃問題がある。