京都・祇園祭、後祭で山鉾巡行　豪華装飾１１基、都大路進む

　京都・祇園祭は２４日、後祭の「山鉾巡行」を迎え、豪華な装飾で「動く美術館」とも呼ばれる山鉾１１基が夏の都大路を進んだ。

　午前９時半ごろ、橋弁慶山を先頭に、前祭の山鉾巡行とは逆ルートで出発。毎回２番に固定されている北観音山と６番の南観音山が、今年から１年ごとに順番を交代することになり、今回は南観音山が２番に。記録で確認できる明治以降で、南観音山が北観音山の前を行くのは初めてという。

　交差点で引き手の男性らが方向転換させる「辻回し」が大きな見どころ。南観音山が京都市役所前の河原町御池交差点に入ると「よーいとせ」のかけ声で綱が引かれ、路面に敷いた竹の上でするりと向きを変えた。