広島県尾道市が市内の妊婦に郵送する文書に、乳児の父親へのアンケート結果を記載し、家事や育児を女性に押しつける内容となっているなどと批判が続出、配布を取りやめたことが25日、市への取材で分かった。担当者は取材に「アンケートを通じて出産、育児に役立ててもらう狙いだったが、性別の役割を固定的に捉える意識を助長する内容だった」としている。
アンケートは2017年度に生後4カ月の健診を受けた乳児の父親約100人に実施。回答結果を文書「先輩パパからあなたへ」に取り上げ、18年度から妊娠7カ月の女性向けに子育て案内の一つとして送付していた。