メタ子会社に罰金19億円 豪、アプリで不正情報収集


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 メタのロゴ=22年12月、ブリュッセル(ロイター=共同)

 【シドニー共同】オーストラリアの連邦裁判所は26日、スマートフォンの通信を暗号化する無料のセキュリティーアプリ「オナボ・プロテクト」が消費者の情報を不正に収集し、商業目的に流用したとして、アプリを提供した米IT大手メタ(旧フェイスブック)の子会社に罰金計2千万豪ドル(約19億円)を言い渡した。

 判決によると、オナボは2016年2月から17年10月にかけて、ユーザーがアクセスした他のアプリの種類や利用時間、IPアドレスに基づく位置情報を記録。メタ側は、オナボから得たデータをフェイスブックの個人情報と組み合わせるなどして、広告や経営戦略に活用していた。