【ニューヨーク共同】米航空機大手ボーイングが26日発表した2023年4~6月期決算は純損益が1億4900万ドル(約209億円)の赤字(前年同期は1億6千万ドルの黒字)だった。赤字は4四半期連続。防衛・宇宙関連部門の営業損益が赤字に転落し、民間機部門は営業赤字が膨らんだ。
売上高は前年同期比18%増の197億5100万ドル。民間機納入が136機となり、12%増えたのが増収に寄与した。
ボーイングは18年と19年に起きた小型機「737MAX」の墜落事故をきっかけに業績が悪化したが、カルフーン最高経営責任者(CEO)は声明で「回復に向けて前進している」と訴えた。