東京の消費者物価、3・0%上昇 7月は伸び鈍化、電気代下落で


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
 高層ビルが林立する東京都心部。右は東京タワー、左奥は東京スカイツリー=1月

 総務省が28日発表した7月の東京都区部の生鮮食品を除く消費者物価指数は前年同月比3・0%上昇の105・1(中旬速報値、2020年=100)だった。前年同月を上回るのは23カ月連続だが、伸び率は2カ月ぶりに鈍化した。燃料価格が下落し、電気代・都市ガス代の下落幅が拡大したことが影響した。

 電気代は前年同月比で16・7%、都市ガス代は9・1%それぞれ低下した。

 一方、食品は高止まりが続く。生鮮食品を除く食料の上昇率は9・0%だった。幅広い品目で原材料価格の高騰を販売価格に転嫁する動きが継続した。政府の旅行支援策やインバウンド(訪日客)の増加により、宿泊料は15・1%上昇した。