日本戦空席でFIBA調査 バスケW杯、疑問の声も


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 空席が目立ったバスケットボール男子W杯の日本対ドイツ戦=25日、沖縄アリーナ

 25日のバスケットボール男子ワールドカップ(W杯)の日本―ドイツ(沖縄アリーナ)で、スタンドの一部エリアに空席が目立ったことについて、主催者の国際バスケットボール連盟(FIBA)は26日、該当席は複数の法人が購入したもので「理由は不明だが、来場しなかった」と説明した。調査を進めており、再発防止に「最善を尽くす」としている。同日までに日本代表の渡辺雄太(サンズ)やトム・ホーバス監督らから疑問の声が上がっていた。

 沖縄アリーナはバスケでは約8千人を収容できる。FIBAの発表によると、日本戦の入場者数は6397人だった。日本組織委員会は「選手が満員の観客の前でプレーできる環境を実現するべく努めてきたが、それをかなえることができず、大変遺憾」との声明を出した。

 渡辺はX(旧ツイッター)に「チケットは完売で、チケット欲しくても手に入らなかったって人たくさんいるって聞いてるのに、ベンチ前の席ガラガラだったの意味がわからなすぎる」と投稿した。