鳥取・境港でベニズワイ初水揚げ 新設のカニ専用上屋で競り


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 境港に今季初めて水揚げされたベニズワイガニ=6日午前、鳥取県境港市

 全国有数のカニの水揚げがある鳥取県境港市の境港に6日、日本海に秋を告げるベニズワイガニが今季初めて水揚げされた。島根船籍の第88漁徳丸と第68かがみ丸が捕獲した約10トン。

 ゆでる前から紅色のカニは初秋の港に夜明け前から積み上がり仲買人が鮮度や身入りを見定めた。かがみ丸の乗組員冨谷隆将さん(36)は「日本海のカニは身が詰まって甘くておいしい。ぜひ食べて」と力を込めた。

 漁が解禁された1日には、鳥や排ガスが入らないよう壁や自動シャッターを備えた専用上屋の供用が始まった。整備した鳥取県によるとベニズワイガニ専用の競り場は全国初という。

 漁期は来年6月末まで。