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宇都宮がV争い中心 琉球、岸本が乗れば勢い バスケBリーグCS


宇都宮がV争い中心 琉球、岸本が乗れば勢い バスケBリーグCS
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 バスケットボールBリーグの王者を決めるプレーオフ、日本生命チャンピオンシップ(CS)は10日に開幕し、準々決勝(2戦先勝方式)が行われる。レギュラーシーズン最高勝率(8割5分0厘)で、2季ぶりの頂点を狙う宇都宮(東地区1位)が優勝争いの中心。A東京(東地区2位)や三遠(中地区1位)が追う展開となりそうだ。

 準々決勝屈指の好カードが宇都宮―千葉J(ワイルドカード)。宇都宮は平均失点がリーグで唯一の60点台(69.2点)と強固な守りが武器だ。攻撃では3点シュートを多投。成功率は比江島が44.0%で1位、遠藤が40.7%で4位と精度も高い。

 全日本選手権と東アジアスーパーリーグ(EASL)との3冠を狙う千葉Jは、富樫を中心に爆発力がある。昨季リーグ王者の琉球(西地区2位)とA東京も注目の対決となる。A東京はガードのテーブスら5人が平均2桁得点をマークし、的を絞らせない攻撃を展開する。琉球は得点源の岸本、今村が乗ってくれば、勢いが出る。

 近年の低迷を脱して躍進した三遠は広島(ワイルドカード)と対戦。千葉Jで優勝経験がある大野監督の就任2季目で、速いペースの攻撃が定着し、リーグ1位の平均89・5得点と破壊力がある。レギュラーシーズン最終戦で西地区優勝を決めた名古屋Dは三河(中地区2位)との「愛知ダービー」に臨む。

(共同通信)