2年目平良 プロ初安打
楽天の2年目、平良がプロ初安打をマークした。「9番・左翼」で初めて先発メンバーに名を連ね、四回の第2打席で三前にセーフティーバントを決め「塁に出たかったので、初ヒットよりも、塁に出られたことが一番うれしかった」と必死の姿勢をにじませた。
対戦相手は同じ沖縄県出身で球界を代表するサウスポー宮城。「特別な思いがあった。何としても宮城君から初ヒットを出したいと思って、それがかなって良かった」と実感を込めた
宮城4回3失点 今季最短で降板
オリックスはエースの宮城が今季最短の4回で降板して3失点の誤算で、秋田県出身の中嶋監督が就いてからは初めての同県での一戦で負け投手となった。
今季最多の9安打を許した宮城は「ストライクとボールがはっきりして、甘いから打たれた」。気温が10度前後と寒かったが「実力不足」と言い訳はしなかった。
楽天―オリックス8回戦(オリックス5勝3敗、18時2分、秋田、14047人)
オリックス
010 000 000 │1
011 100 10×│4
楽天
▽勝 藤井5試合2勝1敗
▽S 則本12試合1勝7S
▽敗 宮城6試合2勝4敗
▽本塁打 セデーニョ7号(1)(藤井)
▽二塁打 浅村
▽失策 中川、ゴンザレス
▽捕逸 石原
▽暴投 吉田
▽与死球 藤井(宗)
▽試合時間 3時間13分
【評】楽天が連敗を3で止めた。二回は失策、三回は辰己の押し出し四球、四回も失策で1点ずつを挙げ、七回は茂木の二ゴロで加点した。藤井は5回1失点でしのぎ、救援5投手が無失点でつないだ。オリックスの宮城は4敗目。
今江監督(プロ初安打の平良に)「やるべきことをやってくれた。(バント安打は)彼らしい初安打じゃないか」
(共同通信)