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ソフトB逆転勝ち 山川、柳田 頼れる中軸 楽天―ソフトバンク<プロ野球>


ソフトB逆転勝ち 山川、柳田 頼れる中軸 楽天―ソフトバンク<プロ野球> 5回ソフトバンク1死二塁、山川が左翼線に適時二塁打を放つ=楽天モバイルパーク
この記事を書いた人 Avatar photo 共同通信社

 ソフトバンクは頼れる中軸コンビの働きで試合をひっくり返した。2点を追う四回に3番柳田、4番山川の連打を足場に同点とすると、再びリードされて迎えた五回には2者連続の適時二塁打で逆転。柳田は「きょうは運が良かった」と涼しげに振り返った。

 三回まで1安打無失点と好投していた荘司を、2巡目に捉えた。四回先頭の柳田が中前打で出塁し、山川の左前打で一、二塁。2人で好機を演出し、中村晃の適時打などで追い付いた。

 2―3の五回には走者をかえす役割を果たす。1死二、三塁から柳田が右翼フェンスを直撃する2点二塁打を放って逆転し、山川も「いい流れに続くことができた」と左翼線へ運んで1点を加えた。

 小久保監督は柳田の逆転打を「1球で仕留めてくれたので、雰囲気ががらっと変わった」と称賛した。山川が36打点でリーグトップを独走し、29打点の2位で追いかけるのが柳田だ。石川が四回途中で降板する展開だったが、強力な3、4番の力で勝利をもぎ取った。


 楽天―ソフトバンク7回戦(ソフトバンク4勝3敗、13時1分、楽天モバイルパーク宮城、24193人)
 ソフトバンク
  000 232 000│7
  200 100 000│3
 楽天
▽勝 長谷川6試合2勝
▽敗 荘司5試合1勝3敗
▽本塁打 周東1号(2)(松田)
▽三塁打 鈴木大
▽二塁打 近藤、石原、周東、柳田、山川
▽犠打 小深田
▽犠飛 栗原
▽盗塁 辰己(4)
▽暴投 石川、荘司
▽与死球 津森(島内)
▽試合時間 3時間23分

 【評】ソフトバンクが逆転勝ち。2―3の五回に柳田、山川の連続二塁打で3点を奪い、六回に周東の2ランで加点した。四回途中から救援6投手が無失点でつなぎ、2番手長谷川が2勝目。楽天は荘司が4回1/3を5失点で3敗目。

<ダッグアウト>

 石川(3回1/3を8安打3失点)「リズムの悪い投球になってしまった」

 周東(1号2ラン)「本当にいい感じで打てたので、風に乗ってくれて良かった」

(共同通信)