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金村(日ハム)好投3勝目 粘りの投球 7回1失点<プロ野球>西武―日本ハム


金村(日ハム)好投3勝目 粘りの投球 7回1失点<プロ野球>西武―日本ハム 7回1失点で3勝目を挙げた日本ハム・金村=ベルーナドーム
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 会心の投球ではなかっただろう。それでも7回を投げて1失点。日本ハム2年目の金村が粘って3勝目を手にした。かつての勢いを失い、低迷気味のチームにあって「こういう時なのでしっかり勝てるように」と意気込んだ通り、貴重な白星をもたらした。

 立ち上がりに1、2番の連続長短打でいきなり先制を許した。しかし、続く外崎を併殺に打ち取るなどして切り抜けると、その後も四回までは毎回ピンチを背負いながら要所で踏ん張った。前回登板で久々の勝利を挙げ「落ち着いた部分もある」という心の余裕か、内角を丁寧に突く冷静なプレートさばきを見せた。

 五回以降は無安打。尻上がりの内容でチームに好リズムが生まれた。打線は七回に追い付き、八回にマルティネスの3ランで勝ち越した。

 沖縄県出身だが、今の拠点は北海道。関東の暑さに面食らいながらも「熱中症になっても投げられるぐらい、気持ちでカバーしようと思う」との言い回しで熱い思いを口にした。気迫のこもった112球で、チームに約1カ月ぶりの連勝を引き寄せた。


 西武―日本ハム11回戦(日本ハム6勝4敗1分、18時、ベルーナドーム、13105人)

 日本ハム
  000 000 132|6
  100 000 000|1
 西武

▽勝 金村19試合3勝4敗
▽敗 本田24試合4敗
▽本塁打 マルティネス9号(3)(本田)
▽三塁打 栗山
▽二塁打 源田、松原
▽犠打 田宮
▽犠飛 郡司
▽盗塁 五十幡(14)
▽失策 松原
▽暴投 杉浦
▽与死球 杉浦(外崎)
▽試合時間 3時間19分

 【評】日本ハムが終盤に得点を重ねて逆転勝ちした。0―1の七回に代打郡司の犠飛で追い付き、八回にマルティネスが勝ち越し3ラン。九回にも清宮の適時打などで2点を加えた。金村は7回1失点で3勝目。西武は5連敗。

(共同通信)