鶴見から沖縄の魅力発信 ウチナー祭 主催者、2日間で6万人の人出見込む


鶴見から沖縄の魅力発信 ウチナー祭 主催者、2日間で6万人の人出見込む 沖縄の伝統芸能の数々が舞台を飾った第8回鶴見ウチナー祭=4日、神奈川県横浜市の入船公園
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 【神奈川】沖縄の食、芸能、音楽などの文化と、それらを受け継ぐ鶴見の魅力を発信する鶴見ウチナー祭(同実行委員会主催、鶴見区、琉球新報社共催)が4日、横浜市の入船公園で始まった。

 5日までの期間中、ステージで伝統のエイサーをはじめ、琉舞、音楽の数々ステージなどが披露される。主催者は2日間で約6万人の人出を見込んでいる。

 横浜市の鶴見は沖縄出身者が数万人規模で生活する。祭りは2016年に始まり、今年で8回目となった。開会式の冒頭であいさつした実行委員会の下里優太さんは「1年ぶりにお帰りなさい」と、今年もそろった顔なじみの来場者に親しみを込め、呼びかけた。

 ステージの背面にはオリオンビールと比嘉酒造が祭りのロゴ入り大型垂れ幕を提供、舞台に彩りを添えた。隣接する野球場では次々とエイサーが繰り広げられ、来場者をクギ付け。特に本場の沖縄市から園田青年会が登場し、祭りを盛り上げた。

 会場には食はもちろん、三線や雑貨を含む沖縄グッズなどの店舗70以上が軒を連ね、にぎわった。今帰仁村や読谷村などもブースを設けて観光をアピール。鶴見区の「多文化共生のまち」「千客万来つるみ」という街のテーマと重ねて沖縄をアピールした。